日本都市計画学会関西支部 第24回研究発表会 報告

 日本都市計画学会関西支部第24回研究発表会が、2026年7月25日(土)、大阪公立大学文化交流センターにおいて開催されました。

 本発表会では、大学・行政・民間企業などに所属する若手研究者を中心に、69編の研究発表が行われ、総勢138名の方々にご参加いただきました。各会場では予定された時間を十分に活用し、活発な質疑応答と議論が交わされました。発表は、研究テーマに応じて全8セッションに分けて実施しました。各セッションの座長は、兵庫県庁の森 喜彦様、近畿大学の野田 満先生、立教大学の川井 千敬先生、金沢大学の松本 邦彦先生、龍谷大学の鈴木 美央先生、神戸芸術工科大学の朴 秀日先生、龍谷大学の阿部 大輔先生、京都市役所の佐藤 友彦様にお務めいただきました。
 座長の皆様からは、それぞれの発表に対し、専門的な立場から的確なご講評とご助言をいただきました。事前の読み込みに加え、今後の研究の充実と発展につながる貴重な示唆を賜りましたことに、心より御礼申し上げます。
また、今後の研究の一層の充実と発展を期待し、各セッションの座長と研究発表委員会による審査を経て、次の8名を奨励賞受賞者として選出しました。

セッション1
酒井 陽子(大阪公立大学大学院工学研究科)
「伝統的建造物群保存地区の商家町における修理修景基準の記述内容に関する基礎的研究」

セッション2
柴田 将明(龍谷大学大学院政策学研究科)
「簡易委託駅における人的対応を通じたバリアフリーの実態と可能性に関する研究―JR長崎本線長与駅を事例として―」


セッション3
河合 美結(大阪公立大学大学院農学研究科)
「三宮地区の街路空間における歩行者利用からみた木陰づくりによる暑熱緩和に関する研究」

セッション4
河村 佳紀(和歌山工業高等専門学校専攻科)
「モビリティとアクセシビリティを考慮した孤独感に関する要因分析」

セッション5
江良 航(大阪公立大学大学院工学研究科)
「ニューヨーク・メルボルン・パリの街路空間における屋外飲食席設置許可制度の特徴」

セッション6
石崎 一輝(大阪公立大学大学院農学研究科)
「竹内街道におけるSpace Syntaxを用いた街道特性の把握」

セッション7
宮下 晴凪(独立行政法人都市再生機構)
「路地の生活景表出に着目した密集市街地の防災性能向上に資する効果検証―若江岩田瓜生堂地区における防災街区整備地区計画を基盤としたケーススタディ―」

セッション8
小澤 慧大(関西学院大学大学院理工学研究科)
「ゴルフ場跡地の再開発における土地利用の最適化に関する研究―経済波及効果の比較による経済的側面からの評価―」


 本発表会には、日本都市計画学会関西支部の加我支部長にもご臨席いただきました。発表会の最後には、各発表を総括するとともに、今後の都市計画研究に向けた貴重なご講評をいただきました。

発表会終了後には、恒例の表彰式と交流会を開催し、65名の皆様にご参加いただきました。会場では、学生、研究者、行政職員、民間企業の実務者など、所属や立場を越えた活発な意見交換が行われました。和やかな雰囲気の中で交流が深まり、新たな研究者・実務者間のネットワークが広がる貴重な機会となりました。

本研究発表会が、今後も若手研究者による研究成果の発表と学術的議論の場として、さらに発展していくことを期待しています。また、行政や民間企業からの一層の参画を得ることにより、多角的な視点から都市計画やまちづくりに関する研究が深まり、地域に根ざした革新的な実践へと結びついていくことを願っております。

研究発表委員会委員長
清水 裕子



司会の清水研究発表委員会委員長

加我支部長の挨拶

発表会の様子(ホール)

発表会の様子(大セミナー室)